こんな人にオススメ
- 何か副業を始めようと検討している人
- 動画編集を始めようと検討している人
- 副業でなかなか利益が上がらない人
こんにちは。hiromitsuです。
自分は新卒で日系大手証券会社に入社しました。
そこから外資コンサルへ転職をし、さらにメガベンチャーの事業会社へと転職をしました。
メガベンチャーへの転職をした際に、自分とその企業が合わなかったこともあり「企業から自立して働きたい」と思い副業を始めました。
そこで始めた一つが「動画編集」でした。
動画編集では初月から一万円以上の利益を上げることが出来たのですが、自分はそこから動画編集の副業を辞めてしまいました。
動画編集の仕事は副業初心者にオススメと言われていますが、実際には難しく挫折してしまう人も多いです。
今回は動画編集の難しさについて紹介したいと思います。
その難しさを、乗り越える工夫ができない人でないと挫折してしまうのではないかと思っています。
この記事で紹介すること
- 動画編集ってどんな仕事?
- 動画編集で稼ぐことの難しさとは?
動画編集の仕事とは
動画編集の仕事はYoutubeなどの動画素材をいただき、カット、BGM挿入、テロップ挿入、アニメーション作成などを行う仕事となっています。
基本的には画像のような順序で行っていきます。
クライアントのチャンネルなどにもう既に公開されている動画がある場合には、その動画を参考にしながら動画を作成する場合や、動画に使用されているテロップやBGMの素材をもらえる場合もあります。
一方でクライアントによっては、
「40分の動画素材があるので、これを10分程度にして、面白い感じにしてください。BGM、テロップ、アニメーションは自由に入れて下さい」
なんていうザックリとした以来の場合もあります。
ともかく、クライアントが納得する動画を作成する必要があります。
動画編集で稼ぐことの難しさ
動画編集は参入障壁が低く、初心者でも手を付けやすいと言われていますが、個人的には稼ぐ難易度は高いのかなと思っています。
その理由を紹介します。
難しさ①:副業初心者は案件が取りにくい
動画編集は参入障壁が低く、初心者でも取り組みやすい=競合が多いということになります。
動画編集の案件の特徴として、単価があまりにも低い案件は「初心者歓迎」「未経験者募集」などの文言があり案件を取りやすいですが、時給換算するとバイトの方が全然良いなんて場合もあります。
単価が普通以上の案件になると、基本的には動画編集の実績を求められます。
動画編集においてポートフォリオを自らの手で作成する(自己紹介動画など)場合もありますが、それはあまり実績として認められないことが多いです。
きちんとクライアントのために動画を作成して、公開されているものが実績としてカウントされます。
また、多くのクライアントは実績公開不可としていて、動画を自分が編集したのにもかかわらずそれを他の案件の応募の際に実績として見せることが出来ません。
競合が多いだけでなく、実績が作りにくく案件応募のスタートラインに立ちにくいということが挙げられます。
副業初心者には案件が取りにくいかと思われます。
難しさ②:二次受けのクライアントが多い
また、せっかく案件を取れたとしても、二次受けの動画ディレクターから案件を振られることが多いです。
二次受けというのは、クライアントが動画作成を依頼し、それをまた別の人に依頼するというものです。
この場合には、単価を中抜きされる分が増えるため、単価が低くなりがちです。
また、単価が低いだけでなく、クライアントが単価を上げた際にも中抜き分を増やされ自分に回ってくる単価は上がらないなんて場合も多いです。
単価が低くなりがちなのが二次受けの案件の特徴です。
加えて、クライアントとの意思疎通がしにくいという特徴があります。
基本的には作業者はクライアントとは連絡が取れず、ディレクターを通して連絡します。
伝言ゲームに近い形となるため、自分の伝えたいことが伝わりにくかったり、伝えるのに時間がかかったりします。
自分が動画編集から動画ディレクター・企画にジョブを変更することで単価を上げたいと思っても、クライアントには直接交渉がしにくいためジョブの変更もしにくいです。
副業初心者は活躍するためには難しいのかなと思います。
難しさ③:手戻りのたびに時給が下がる
次に「手戻りのたびに時給が下がる」ということが挙げられます。
手戻りの可能性があるというのは、ライティングなどにおいても同様ですが、動画編集は手戻りが多くなる傾向があると思っています。
手戻りというのは画像でいう④⑤を繰り返すことを言っています。
繰り返すたびに作業時間が増えますが、単価は変わらないため結果として時給が減ってしまう要因になります。
自分も動画編集はじめたての時には手戻りが多く単価も低い案件だったため時給にすると「100円!?」なんてこともありました。
動画編集というのは、完成動画のイメージなどをチャットなどで教えてもらいますが、チャットでクライアントが動画のイメージを完璧に伝えることは不可能です。
クライアントの中には明確なイメージがあっても、それを完璧に伝えることはできません。
「楽しそうな感じで!おもろいこと言ってるときには明るめのテロップで!基本的に赤を基調としてください」などと言われても文字だけでは分からないことが多いです。
その為、手戻りが多くなります。
また、初心者が「こんなところまで気にするの!?」という部分までクライアントは見ています。
「テロップを出すタイミングを1フレーム(約0.03秒)遅らせてください」
など細かい部分まで見られることがあります。
初心者だと意識が届きにくい部分まで見られることが動画編集ではあるため留意が必要です。
難しさ④:学習コストは低くない
また、動画編集は学習コストが低いと言われることも多いですが、そんなことは無いと思っています。
もちろん単純なテロップ挿入、BGM挿入などは一日足らずでやり方を学ぶことが出来ます。
それでお金をもらえる案件もあるのですが、そういう案件は初心者の中で取り合いになりますし、単価も極めて低いことが多いです。
つまり、他者と差別化して稼げるようになるためには、数多くの競合よりも秀でたスキルを身につけなければいけません。
それは、CG技術や、アニメーション技術の編集スキルから、マーケティングやSEOの動画をより多くの人に見てもらうためのスキル、時にはデザインの知識や、カメラの知識など様々なものを覚えなければなりません。
そういったものを覚えて初めて、他者とスキル面での差別化ができると思っています。
そういったことをすべて覚えていくとなると、学習コストとしてもプログラミング言語ともあまり大差がないのかなと思っています。
簡単だから始めるというだけでは稼げるということは無いと思います。
難しさ⑤:自分の作りたいものは作れない
そして最後に動画編集は自分の作りたいものは作れません。
「この俺が面白い動画を作ってやるぞー」と思ってもそれはできません。
動画編集というのはクライアントが求める動画を完成させることです。
自分が面白いと思うか、自分がこっちの方が良いと思うというのは全くもって関係ありません。
良く動画編集の案件で歓迎する条件に
- 人の意見を素直に聞けること
- 自我が強くないこと
- コチラの要望にすべて従ってくれること
など。書かれていることもあります。
これは、「あなたの意見は関係ないですよ。クライアントの言う通りにしなさい」と言っているのと同じです。
自分の意思を突き通した動画作成はまず難しいため、動画編集の案件はクライアントにすべて従うと思って従事することが良いでしょう。
まとめ
動画編集は今回紹介した通り、甘くない一面もありますが、一方で稼いでいる人がいるのも確かです。
動画編集に取り組みたいという方は、今回紹介したことを対策するための工夫等を考えて業務に従事することで稼げるようになるのではないでしょうか。
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