こんな方にオススメの記事です
- 外資系コンサルに転職を検討している
- 外資系コンサルに新卒で入社を検討している
こんにちは。hiromitsuです。
私は新卒で日系大手証券会社に入社し、そこから外資系コンサルティングファームに転職をしました。
私の働いていた外資系コンサルは日本でも大手の企業で、私はそこで業務コンサル
(システム導入提案など上流工程を行っておりました。いわゆる戦略コンサルとITコンサルの中間の業務というべきでしょうか。)
企業の名前でネット検索をすると「激務」というワードや「ブラック」「やめとけ」などのワードが出てきます。
実際に入社してみて感じた証券会社での経験を今回は紹介したいと思います。
“外資系コンサル”に転職を検討している方や新卒で外資コンサルを検討している方にオススメの記事となっています。
この記事で紹介すること
外資系コンサルはブラックか
外資系コンサルと日系企業の違い
実際に働いていて感じた外資系コンサルで得られるもの
ネットでは様々な意見が書かれていますが、実体験ベースで記載するため、実情に沿った内容になっているかと思います。
ご覧いただければ幸いです。
外資系コンサルは本当にブラックか?
外資系コンサルはネットで言われるようにブラックなのでしょうか。
労働時間は適正?
まず、自分の在籍していた企業の話に限ると、ホワイトでした。
労働時間が適切に管理できる仕組みが整っており、残業には上司の許可が必要でした。
上司の許可以上に残業をすると上司に注意を受けます。
労働御管理のシステムも整っており、申請した残業時間以上にPCを起動していると、お叱りを受けるシステムでした。
そのため月30時間程度の残業が平均的で、そこまでブラックということはありませんでした。
もちろん働いた分だけ残業代は支払われます
一方で、役職がある程度上がり管理職となると話は別で、年俸に残業代も含まれるため、残業したからと言って給料が増えません。
(外資系のコンサル結構いろいろなところで、この仕組みをとっています)
また、管理職になると残業時間も一気に増える人も増え50~60時間ほど働いている人も多くいました。
ただし、管理職になると自分で業務量を調整することが可能です。
上昇志向が強い人は残業が多い人も多く、あまり上昇志向が強くなく効率の良い人は残業時間がかなり少なく、ほとんど残業をしていない方もいました。
自分の働けるペースに合わせやすい企業ではありました。
戦略コンサルについても、少し残業のアベレージは多いかもしれませんが、同様の傾向がありました。
しかし全体的にみても適正な範囲かなと思っています。
自分の企業以外でいうと、土日も働くほど残業をたくさんするコンサルティングファームもありました。
残業の多い外資コンサルの傾向
- 戦略コンサルしかないコンサルティングファーム
- まだ規模があまり大きくないコンサルティングファーム
- 日本に進出してまだ歴史の浅いコンサルティングファーム
このあたりは自分の知る限り残業がかなり多い印象でした。
面接などで平均の残業時間などを聞いてみると良いでしょう。
人気のコンサルティングファームなどは、あまり人に困ってないこともあり正直に残業時間を答えてくれることが多い印象です。
某戦略コンサルファームでの面接で質問したところ「成果を出すために体力の限り働く」と面接官が答えていました。
少し怖い企業もありそうですね。
評価基準は適正?
評価基準は日系大手企業よりも適正かと思います。
若くして成果を上げれば、昇給も早く給料もすぐに上がります。
日系大手企業の年功序列の文化は薄いです。
一方で、昇給を決めるのが自分の上司になります。
そのため、どれだけ権力のある上司に好かれるかが肝となってきます。
権力のある上司と一緒にプロジェクトをできるかは運要素もあります。
権力のある上司と近いプロジェクトにたまたま入り、その人の考え方と近い場合には昇給がしやすいです。
仕事ができる人でも考え方が違う場合には、全然昇給できないということも。
外資系コンサル企業は、どの企業も同じ傾向です。
昇給には能力以上にコミュニケーション能力と運が求められます。
罵倒などはされてしまうのか?
外資系コンサルの場合には基本的には罵倒などされることはありません。
そもそも怒られるということが少ないです。
代わりに、何かミスをした時に論理的に叱ってくることはあります。
自分の働いていたコンサルティングファーム以外でも同様の傾向があります。
いわゆる理詰めというやつです。
今話題のディベートに近い形のロジックvsロジックになりやすいです
大声で支離滅裂なことを言ってくるよりは、良いのではないでしょうか。
実際に働いて感じた日系大手企業にはないメリット
実際に働いて感じた外資系コンサルのメリットを紹介します。
ここでは日系大手企業と比較して、外資系コンサルで得られやすいメリットを紹介したいと思います。
高い給料
日系大手企業に比較しても外資系コンサルは給料が高いです。
特に初任給でも600万円以上貰えることも少なくなく、日系大手企業に比べて高いかと思います。
また、役職が上がるごとに上がる幅も多く、天井も高いです。
役員などにならなくとも億を超える年収もらう人もいました。(かなり一部ですが)
成果を出せば若いうちに昇給もしやすいのは日系大手企業の年功序列とは少し違うため、その点でも差がつきやすいです。
一方で、福利厚生については日系大手企業と同じくらいか少ないです。
福利厚生は各企業のHPなどを調べると明確に記載されているため、調べてみると良いでしょう。
自由度が高い
自由度が大きいというのは「裁量権が大きいこと」と「業務内容を変えやすいこと」の2点を指しています。
裁量権が大きいというのは、若いうちから上司の言いなりになるのではなく、自分で仕事を探し、クライアントのためになることであれば新たな業務や働き方を実現できるということです。
上司に相談し、クライアントのためにこれをしたいと自分が言えば、それをできる環境が整っていました。
二つ目の業務内容を変えやすいというのは、上司に相談すれば案件の移動がしやすかったです。
コンサルティングファームは案件が幅広く、システムの開発の人もいれば、PMOなどの管理業務、戦略的な上流の提案業務等々があり、何がやりたいということを上司に相談すれば移動させてくれることもありました。
自分もPMO的な管理業務から、戦略的な提案業務に上司にお願いして移動しました
ある程度、成果を出していたり、上司に好かれていたりする必要はありますが日系大手企業と比較するとやりたいことができる環境かと思います。
風通しが良い
日系大手企業は比較的に、部下が上司に何か意見できることは少なく、意見が通ることも少なかったです。
一方で、外資コンサルは年齢が関係なく上司に意見できる環境が整っています。
年収がうん千万くらいのトップの人たち対しても、意見を言うことができました。
日系大手企業にいる時は信じられませんでしたが、管理職に対してこちらからチャットをしたり、こちらから時間をとってのミーティングしたりということを、1年目の時からできました。
若くして上司と対等に言い合えることは強みかと思います。
転職の選択肢が広く、流動性が高い
外資コンサルは転職の幅が広いです。
他の企業から優秀だと思われることも多くベンチャー企業から大企業まで転職することが可能です。
また、業種においても幅広い業種に転職がしやすいです。
コンサル業務というのはロジカル志向が強く求められ、ロジカル志向というのはどんな業務においても必須なものになるためです。
そのため、ロジカル志向ができると思われやすい外資系コンサルはいろんな職種に転職がしやすいです。
コンサルから大企業のマーケティング、事業企画、商品企画、エンジニア、営業など多岐にわたる業種に転職していく人がいます。
流動性が高く外資コンサルには出戻りも人も多いです。
一度転職して、他の企業で経験を積んで戻ってくる人から、転職があまりうまくいかずに戻ってくる人もいました。
そういったことは日系大手企業では、あまり見たことがないため、外資系独自の文化かもしれません。
様々なバックグラウンドを持った仲間を作れる
上記の通り、まずは年齢や役職に関係なく話せすことができるため、年齢関係なく仲間が作れます。
自分も転職を果たしましたが、いまだに管理職の方に将来の相談などをしたりできています。
案件ごとに違ったスペシャリストが多いため、様々な専門性を持った仲間も作りやすいです。
コンサルからそのまま起業した人の中には、働く中で出会ったエンジニア、セールス、マーケターなどとそのまま企業という方もいました。
また、流動性が高く転職して入社してくる人も大いため、様々なバックグラウンドを持った個性豊かな人たちと仲間になれることも特徴です。
転職後もそこで出会った仲間というのは、受け継がれていくため大きなメリットになるかと思います。
まとめ
今回は外資コンサルへ実際に入って感じた実情を紹介しました。
もちろん外資コンサルといっても、企業ごとに違う部分もあるかと思います。
入社前にネットで志望する企業を調べるだけでなく、実際に働いている社員や、多大な情報を持っている転職エージェントの力を借りて調べることをオススメします。
個人的には外資コンサルは非常にいい企業かと思います。
自己成長もできますし、仲間も増え、お金も成果に合わせていただけます。
気になった方は転職を検討してみてはいかがでしょうか。
皆様のお役に少しでも立てられれば幸いです。
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