こんな人にオススメ
- 日系大企業への入社を検討している人
- ベンチャー企業への入社を検討している人
- 自分に合う企業を探している人
こんにちは。hiromiです。
私は新卒で日系大手証券会社に入社し、その後、外資系コンサルティングファームに転職し、さらにそこからメガベンチャーと言われる事業会社に入社しました。
新卒、転職時に採用試験を日系大企業、 ベンチャー企業 でたくさん受けてまいりました。
そこで感じた採用における日系大企業、 ベンチャー企業 の差を今回は紹介したいと思います。
ベンチャー企業と日系大企業は採用試験から違いがあります!
この記事では
- 入社のしやすさ
- 採用フローの差
- 落とされるESの違い
- 面接での質問の違い
- 面接で求められることの違い
新卒や転職で日系大企業とベンチャー企業どちらにしようか迷っている人に向けて実体験ベースで書かせていただきました。
① 日系大企業とベンチャー企業の入社のしやすさ
まず日経大企業とベンチャー企業の入社のしやすさを紹介します。
結論から言うと、日系大企業は新卒で入社しやすいが中途採用では入社しにくいです。
一方で、ベンチャー企業では新卒と中途採用では同じくらいの入社のしやすさがあります。
なぜかというと日経大企業は基本的に新卒枠は大規模ですが、中途入社の枠は小規模で、かなり入社は難しくなります。
自身としても何社か転職時に日系大企業を受けましたが、ESこそ通りますが内定通知をいただいたことは10社ほど受けて1社ほどでした。
新卒の時にも全部で10社ほど受けて5社の内定をいただいたため、入社がしにくくなっていると思います。(実は新卒の時に内定をいただいた企業にも応募したのですが、中途では面接で落ちてしまいました。)
一方のベンチャー企業は、中途採用時に10社ほど受けましたが、通過率は新卒時とあまり変わりませんでした。(また実はの話になりますが、逆に新卒の時に落ちた企業から内定をいただけたこともありました。)
外資系企業やベンチャー企業の方が断然内定をもらいやすかったです
② 採用フローの差
続いて自分の実体験をベースに採用フローの差を紹介します。
日系大手証券会社の採用フロー
- ES提出
- WEBテスト
- 一次面接
- 二次面接
- 最終面接
上記の通りでした。
他の企業もいくつか日系の大企業を受けましたが、同じようなフローをしておりました。
ベンチャー企業の採用フロー
- ES提出
- WEBテスト
- 一次面接
- 二次面接(ケーススタディ、グループワーク)
- 最終面接
上記のようなフローでほとんど同じですが、違いとしてはケーススタディやグループワークといった実業務に則した採用試験を面接の中で行う傾向があります。
ベンチャー企業の転職面接を受けるのが初めての人は戸惑ってしまう場合もあるため、準備をしておきましょう
面接における違い
面接の雰囲気は大企業よりもベンチャー企業の方がフランクな雰囲気でした。
質問については日系大手企業は一般的な質問が多く、ベンチャー企業では変わった質問が多かったです。
ベンチャー企業で実際に出された質問
- 自分の趣味をはやらせるには何をしますか?
- 10億円あったら何のビジネスを始めますか?
- コロナ禍でカフェをはやらせるようにするにはどうすればよいと思いますか?
対策することが難しい質問をいくつか受けました。
これは、ケーススタディやグループワークで行うだけでなく、二次面接でさらっと質問されて、その場ですぐ考えて答えるという場合もありました。
また、一回質問をして終わるのではなく、相互のコミュニケーションを大切にする)傾向が強かったです。
自分が質問した後にベンチャー企業は会話をしながら深堀をされるイメージです。
ベンチャー企業の方が逆質問の時間を長くとる傾向があるため、こちらから質問をしたいことは多めに持っておくと良いでしょう。
ESの違い
また企業入社後に同僚に話を聞いてみたのですが、学歴は日系大企業の方が良いものを求める傾向が強いです。
これは新卒、中途どちらもおこる傾向で日系大企業は最低MARCH以上でないと、そもそもESを通さないというような傾向が強いです。
ベンチャー企業も学歴が良いことに越したことはないですが、スキルや経歴が良ければ、学歴をあまり重視していないようです。
ESはどの企業もあまり質問内容に違いが内容に見えますが、面接の違いで紹介したように、ベンチャー企業の方が深堀をしてきます。
また、ESで記載した内容を面接で深堀してくるという傾向も強かったため、面接前にはESの内容をよりしっかりと見直しておくとよいでしょう。
③ 面接で刺さる回答の差
自分が様々な企業を受けた際に、感じた日系大手企業とベンチャー企業の一番の差を紹介します。
一番感じたことは、日系大手企業とベンチャー企業は価値観の根本が違うことが多いです。
その価値観にあった回答をしなければ企業とマッチしていないということになってしまいます。
自分が実際に日系大手企業(大手広告代理店)の転職面接で
「もし社内に時間がかかるが、だれもやりたがらない面倒な雑務がある場合に、どのように対処しますか?」
という質問を受けました。
皆さんなら何て答えますか?
私はこの質問に
「業務効率化を図る仕組みを検討し、その雑務に時間をかけないようにします。」
と回答しました。
すると面接官から
「この質問を面倒な雑務を率先して行い、耐えられるか否かを聞いています。」
と返されました。
この面接は見事に落ちてしまいました
様々な企業を受けて分かったのですが、日経大企業はロジカルな思考以上にガッツを求める傾向があります。
もちろん経歴やスキルは大切ですが、それと同じくらい「ガッツがあるか否か」を面接で見ている傾向があります。
今思うと新卒の時に日系大手証券会社の最終面接では「体育会の部活を頑張りました」というような人が多かったですが、ベンチャー企業の最終面接では「長期インターンで○○の業務で成績を上げました」などガッツよりもロジカルな思考で培った実績を求めていました。
価値観そのものが日系大手企業とベンチャー企業は違うこともあるため、それに伴う回答をしている人が受かりやすいと思います。
まとめ
日系大手企業 | ベンチャー企業 | |
中途入社のしやすさ | 新卒時より難しい | 新卒時と同程度 |
採用フロー | ケーススタディなどがない場合が多い | ケーススタディなどある場合が多い |
学歴 | 重視する | スキルがあれば学歴は重視しない |
面接の雰囲気 | 厳か | フランク |
質問の内容 | 一般的で回答を準備しやすい質問が多い | その場で考えさせる質問が多い |
企業の価値観 | ガッツが大切 | ロジカル |
今回は面接に採用における日系大企業とベンチャー企業の差を紹介しました。
もちろんこれは企業によっても違う部分があるかと思いりますが、傾向として頭に入れておくことでスムーズな転職活動ができるようになるかもしれません。
皆様のキャリア形成に少しでもお役に立てれば幸いです。
コメント