こんな方にオススメ
- (メガ)ベンチャー企業に転職を検討している
- (メガ)ベンチャー企業に新卒で入社を検討している
こんにちは。hiromitsuです。
私は証券会社から外資系コンサルに転職し、そこからさらに日系メガベンチャー企業に転職しました。
私の入社したメガベンチャー企業は日本で規模が大きく、知名度の高い企業で、「新規事業の開発」を行っておりました。
その企業の名前でネット検索をするとすぐに「激務」というワードや「ブラック」「やめとけ」などのワードが出てきます。
実際に入社してみて感じたメガベンチャー企業での経験を今回は紹介したいと思います。
この記事では日系大手企業と比較した“ベンチャー企業”のメリット・デメリットを紹介します。
ネットでは様々な意見が書かれていますが、実体験ベースで記載するため、実情に沿った内容になっているかと思います。
ネットで調べても分からない部分や、面接官に聞いても分からない話もありました。中立な立場から実体験を紹介します。
実際に働いて感じたベンチャー企業のメリット
(メガ)ベンチャー企業のメリットについて紹介します。
メリット①:若くして昇進が可能
日系大手企業は基本的に年功序列なことが多く、それに伴い若くしてどれほど大きな成果を出してもすぐに昇級するということは少ないです。
一方の、ベンチャー企業というのは成果を出すことができればすぐに昇級が行われます。
20代で事業責任者に任されたり、子会社の役員になったりする人もいます。
日系大手証券会社にいたときは自分かなり成績の良い方だったのですが、昇給などは他の同期と同じレールの上にいました。
早くして、責任の大きい仕事を任されたい人は、ベンチャー企業の方が向いているかもしれません、
ただし、注意が必要なのが基本的には昇給を許可する権限がある人に好かれなければ、成果を出していても昇給はしにくいです。
昇級をいち早くしたい人はステークホルダーをいち早く見つけ、その人に嫌われないようにすることをオススメします。
出来立ての企業ほど権限が一人の人に固まるので、その人に好かれるかが昇進においては重要です
メリット②:裁量権が大きい
裁量権が大きいというのは、若いうちから上司の言いなりになるのではなく、自分で仕事を探し、クライアントのためになることであれば新たな業務や働き方を実現できるということです。
上司に相談し、クライアントのためにこれをしたいと自分が言えば、それをできる環境が整っていました。
大企業の役員相手などに提案業務も1年目から任されることがあります。
日系大手企業で、かなり時間をかけないと経験できない業務を早い段階で経験することが可能です。
一方で、裁量権が大きいということはそれだけ責任感も大きいということです。
転職を検討する場合には、責任感に耐えられるかどうかということも考慮にいれると良いでしょう。
メリット③:風通しが良い
日系大手企業は比較的に、部下が上司に何か意見できることは少なく、意見が通ることも少なかったです。
ベンチャー企業は年齢が関係なく上司に意見できる環境が整っています。
自分が上司に新たに、クライアントにこういう提案をしたいと言い、それが良いものであれば、新たに仕事を作れます。
また、かなり上の位の人と話をする機会も多いです。
自分が入社したての時に初めて行った提案業務では、部署の一番上のリーダーに資料確認や提案内容に問題がないかを見てもらってアドバイスをもらっていました。
そういった方と交流が若くしてできるのは、日系大手企業ではあまりないことかと思います。
若くして上司と対等に言い合えることは強みかと思います。
証券会社の時は一切なかったですが、部長クラスの人に気軽にチャットもしてました
実際に働いて感じたベンチャー企業の難点
実際に働いてみて感じたここはベンチャー企業で働くデメリットだと感じた点を紹介します。
デメリット①:システムが整っていない
ベンチャー企業ではシステムが整っていない場合が多いです。
システムを使用すれば効率よく業務を行えるのに、そういったシステムが整備されていないということも多々ありました。
例えば、入社したての研修では研修資料などがないため上司に直接話を聞いたり、OJTのような形で研修を行っておりました。
それでもよかったのですが、研修の資料をまとめていたり、研修動画を作っておいたりすれば、上司が部下に教える時間も少なくなりますし、部下も自分の空いた時間で一人で研修ができたと思います。
また、一番システムとして整っていなかったのが、勤怠管理のシステムでした。
日系大企業、外資系コンサルにいたときは、どちらも勤怠管理システムが整っておりサビ残がそもそもできないシステムでした。
一方でメガベンチャー企業の時には、そういった管理がしっかりとできるシステムではなく、サビ残をしている人も多かったです。
今後変わってくることかと思いますが、まだ時間はかかりそうだなという印象です。
勤怠の部分は面接官も「ブラックだよ!」なんて言ってくれないので、そこで働いている知人などから聞くのが一番正確です
デメリット②:上司の目が行き届いていない
日系大企業ですと役員などの管理職の人は、人の管理をすることが業務の主な内容となっていました。
一方でベンチャー企業の場合には、管理職をマネジメント業務をしながら前線で働くということが多かったです。
マネジメント業務に並行してクライアントへの提案業務や人事業務など様々な業務を並行していました。
そのためか、働きすぎな社員や何かに困っている社員の管理というのはあまり行き届いていないように感じました。
過労働を引き起こし離職率が高い企業が多いのは、そういった部分も一つの原因なのではないでしょうか。
上司の予定表の奪い合いが朝の日課でした
デメリット③:苦手な人と離れられない
ベンチャー企業の特性として苦手な人と離れにくい傾向があります。
これは単純にその部署に所属する人が少ないため、その部署のどの案件についても、苦手な人と一緒に働かなければならないという状況に陥ってしまうことがあるということです。
大企業ですと、一つの部署に所属する人数も多いため、その部署内での案件が変われば一緒に働く人も変えられるということが多かったです。
人と合う合わないというのは働くうえで一番大切なことかと思うため、そこは難点かなと思います。
正直言うと苦手な人がいるかは「運」の要素が強く入社しないと分かりません
デメリット④:大手企業への転職がしにくい
日系大企業というのは基本的には新卒採用に大きな枠を持っていて、中途採用はあまり枠を持っていません。
一方でベンチャー企業というのは比較的に流動性が高いことが多く、中途採用でも入社しやすい特徴があります。
そのため、新卒で大企業に入社してベンチャー企業に転職というのはしやすいのですが、ベンチャー企業から大企業に転職というのはしにくい部分があります。
デメリット⑤:福利厚生が手薄く、年収が低いことがある
ベンチャー企業は福利厚生が手薄く年収が低いことがあります。
このあたりは、オファー面接などで説明を受けるかと思いますので、必ずチェックしましょう。
年収が下がってしまう場合には、現在の生活費や持っている資産を整理し、その年収になっても生活に支障がないかを転職前に確認することをオススメします。
年収においては、オファー面接などで年収の交渉をできる場合があります。
現在の年収が○○で、他の内定をいただいている企業から提示されている年収が○○なので、このくらいの年収が欲しいなどと交渉をすると年収が上がる場合もあります。
このあたりは自分でいきなり年収交渉をするのが難しいと感じる方は、転職エージェントが代行をしてくれる場合もあります。
無料の転職エージェントも活用しつつ、年収をできるだけ落とさないようにする工夫も大切です。
まとめ
今回はベンチャー企業のメリット・デメリットを紹介しました。
ベンチャー企業ごとに違う部分もあるかと思いますが、同様の傾向はあるかと思います。
また、メリット・デメリットとは少し話が違いますが、ベンチャー企業のノリのようなものに合わせられるかという視点もあります。
やはり、少し大学のサークルっぽい明るさと体育会系っぽい熱量が求められる企業が多いです。
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