こんな人にオススメ
- コンサルの人たちが何を言っているか分からない人
- 新卒や転職でコンサル業界を志望している
こんにちは。hiromitsuです。
自分は日系大手証券会社から、外資系コンサルに転職しました。
コンサル業界は独特の用語を使用すると聞いていたのですが、本当に知らない単語が飛び交っていました。
日系手大手証券会社の時は一度も聞いたことなかった単語も多かったです。
今回は特に”外資コンサル”が使う用語の中でも良く聞く単語を実例付きで紹介します。
コンサル用語初級編
早速よく聞くコンサル用語を紹介します。
① アウトプット
アウトプットとは一般的には「出力」という意味です。
コンサル業界でアウトプットというと「作成物」のようなニュアンスで使っていました。
明日の提案のアウトプット見せて
明日の提案に向けて自分が作っていた資料を見せればいいんだな
② アカウント
アカウントというとTitterなどSNSの用語をイメージされる方も多いかと思います。
コンサル業界ではクライアント企業のことを指していました。
次のプロジェクトのアカウントは○○銀行です
プロジェクトのクライアント企業が○○銀行なんだな
③ アサイン
アサインとは一般的な意味では「任命する」という意味の単語です。
コンサル業界では「○○(プロジェクト名)に参画する」という意味で使用していました。
次は基幹システム更改プロジェクトにアサインね
次は基幹システム更改をするプロジェクトか
④ アベる
「アベる」は「available」の略で直訳すると「(すぐに)利用可能な」という意味になります。
「(すぐに)利用可能な」から転じて「いつでもプロジェクトに入れる」つまりは「プロジェクトにアサインされていない」という意味で使用していました。
プロジェクトから外されていて待機している状態を指しています。
余談ですが、、、、
アベイラブルをされた時点で、クビというようなイメージもあるかもしれませんが、そういったことは自分の企業はありませんでした。
仕事ができる人でもプロジェクトの兼ね合いで一時的にプロジェクトに何もついていない状態になることもありました。
⑤ インビ
インビは「invitation」の略で直訳では「招待状」という意味になります。
コンサルでは招待状から転じて「会議などの予定を入れる」ことを指していました。
Outlookなどで予定表を共有する機能が搭載されている場合に、その予定表を埋めるというようニュアンスが強かったです。
○○さんに明日の会議のインビを送付しておいて
Outlookで会議時間の予定表を埋めなきゃ
インビという言葉は聞かない日はないほどの頻出単語でした。
⑥ オンスケ
オンスケは「on schedule」の略で「スケジュール通りに進んでいる」という意味になります。
オンスケじゃなくなったら早めに行ってね
作業に遅延が出たら早めに報告しよう
⑦ サマる
サマるは「summary」を動詞化した言葉になります。
意味は「要約する」となります。
(「走る」が「走ります」や「走って」と変化するのと同様にサマるも「サマります」「サマって」などと変化することがあります。)
明日の資料ちょっと文量が多すぎるからサマっといて
もうちょっと要約して書けばいいのか
⑧ ショートノーティス
ショートノーティスは「短い」を意味する「short」と「通知」を意味する「notice」をつなげた単語となります。
意味としては「期限まで短い知らせ」という意味になります。
本日の17:00より緊急で会議を行います。ショートノーティスで申し訳ございませんがよろしくお願いいたします。
あと会議まで1時間しかないのか。直前だな。
⑨ ネクストアクション
ネクストアクションは単語通りの意味で「次の行動」という意味になります。
ねえ、また昨日と同じミスをしたよね
すみません。次から気を付けます。
気を付けるだけじゃまた同じことが起きるよ。具体的に何するの?ネクストアクションを教えて。
あわわわわわわ
こんな感じで詰められている人が多くいました!!
⑩ バリュー
バリューは意味通り「価値」という意味になるのですが、日常的によく使います。
クライアントが求める以上のバリューを提供しよう
もっと価値を出せるように頑張らなきゃ
⑪ フィックス
フィックスは直訳すると「固定する」という意味になります。
「固定する」から転じてコンサル業界では「(不確定だったことが)確定する」という意味で使用されています。
明日の会議の時間決まってなかったけど、17:00からでフィックスしたから
会議の時間が決まったからクライアントにインビを送付なきゃ
⑫ リスケ
リスケは「reschedule」の略で「スケジュールを変更する」という意味になります。
明日の17:00からの会議だけど、明後日の13:00からにリスケしておいて
時間変更か。クライアントにインビ送りなおさないと
こちらもインビ同様に毎日聞かない日はないほどよく聞く単語です。
⑬ AS-IS(TO-BE)
AS-ISは「現状」、TO-BEは「将来」をあらわす単語となっています。
口語でも使うのですが、資料などでよく使用されます。
この資料のAS-ISの部分に現状の課題を書いて、自分たちが参画することによって将来どうなるかをTO-BEのところに書いておいて
自分たちが出すバリューでどのように変化を与えるか資料に示そう
⑭ ASAP
ASAPは「As Soon As Possible」の略で「可能な限り早く」を意味する言葉です。
メールの文面などに多いですがたまに口で言ってくる人もいました。
さっきの会議の議事録送って。ASAPで。
なるべく早くお送ればいいのね
余談ですが、外国人には通じないと思います。外資の自己満用語かと思います。
⑮ KT
KTは「Knowledge Transfer」の略で直訳すると「知識の移転」となります。
そこから転じて「(プロジェクトの概要など)を説明する、教える」という意味で使用していました。
○○さんが今日からこのプロジェクトにアサインされたから、プロジェクトのKTしておいて。
プロジェクトについて教えればいいのね
最後に
何個の単語を知っていたでしょうか。
外資コンサル企業に入社したての時は結構みんな「気持ち悪いよね」「変だよね」と言っているのですが、気づいたら皆何食わぬ顔で使っています。
染まってしまうのですね。
ただし、一つ注意なのがクライアントはコンサル用語を知らない可能性があるということです。
クライアントにたまに平気で「インビが~」などと使う人もいますが、あとからクライアントに「インビって何?」と聞かれることもありました。
相手によって使用するかしないかを使い分けることオススメします。
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