【本当に使うの?】初級外資コンサル用語③【気持ち悪い!?】

外資コンサル

こんな人にオススメ

  • コンサルの人たちが何を言っているか分からない人
  • 新卒や転職でコンサル業界を志望している

こんにちは。hiromitsuです。

自分は日系大手証券会社から、外資系コンサルに転職しました。

コンサル業界は独特の用語を使用すると聞いていたのですが、本当に知らない単語が飛び交っていました。

日系手大手証券会社の時は一度も聞いたことなかった単語も多かったです。

今回は特にコンサル用語の中でも良く聞く単語を紹介します。

コンサル用語初級編

早速よく聞くコンサル用語を紹介します。

外資コンサル用語はどのくらい知ってる?

①   イニシアチブ

イニシアチブとは「主導権」という意味です。

補足:イニシアチブを取ることはコンサルにおいて重要です

コンサルティングファームはクライアントと一緒にプロジェクトを進めることが多いですが、イニシアチブをクライアントに取られてしまうとプロジェクトが進みにくくなるためです。

上司
上司

このプロジェクトのイニシアチブを取ってスムーズにプロジェクトを進めていこう

筆者
筆者

かしこまりました

②   エスカレーション

エスカレーションとは辞書的には「上昇」を意味します。

コンサル業界においては「自分より上のものに報告する」という意味で利用されます。

上司
上司

もしトラブルがあったら、すぐにエスカレーションするように

筆者
筆者

かしこまりました。すぐに報告します

③   オフショア

オフショアは辞書的には「海外」を意味します。

コンサル業界においても「海外のチーム」というような意味で利用されることが多いです。

オフショア開発などと呼ばれる場合には、「海外チームの開発」というような意味を持ちます。

補足

コンサルにおけるオフショア開発は日本より賃金が安いところに頼む場合が多く、海外といっても中国やインドなどの国を指す場合が多いです。

上司
上司

オフショアの人たちに次のプロジェクトについて説明をしておいて

筆者
筆者

かしこまりました。リモート会議で伝えておきます

④   たたき

「たたき」とは「(資料などにおける)下書き、草案」という意味で利用されることが多いです。

たたき台と言われることもあります。

外資コンサル用語:「たたき」とは?

上図が「たたき」のイメージです。

細かな説明や図を作る前に、「こんな感じの流れでパワポを作成する」「こんな感じのことを説明する」「こんな図を入れようと思ってます」というのを作りこむ前に上司などに見てもらうことによって、完成後の手戻りを減らす役目があります。

上司
上司

提案資料のたたき作って俺に見せて

筆者
筆者

明日の部内ミーティングの際にお見せします

⑤   デューデリ

デューデリは「due diligence(デューデリジェンス)」の略でWikiに乗っている意味では「企業買収などにおける当然の調査義務」を意味します。

分かりにくいかもしれませんが、かみ砕いていうと「プロジェクトに入るまでの調査」を意味します。

今後導入するサービスの「実現可能性」「利益を上げられる可能性」を事前に調べる際に利用をしたりします。

上司
上司

新規サービスの提案前にデューデリを実施して実現可能性を確かめよう

筆者
筆者

来月のクライアント提案に向けてデューデリを実施しておきます

⑥   握る

握るは「合意を取る」というニュアンスでつかわれることが多いです。

握るは毎日聞くような単語でコンサル業界ではよくつかわれることが多いです。

補足クライアントと握ることの重要性

プロジェクトを始めて後に、クライアントから「こんな機能を追加してほしい」などと後から意見を出してくるクライアントも多いです、

その際に、プロジェクトを始めるに「今回実装する機能はこれが全てです。他の機能が必要になった場合には別途予算と期間をいただきたいです。」というようなことを握っておく必要があるのです。

事前に握っておかない場合には、決められたスケジュール内にサービスをリリースできなくなる場合があります。

そういったことをなくす上で「握る」ことが大切なのです。

上司
上司

今回のプロジェクトにおける要件を握っておこう

筆者
筆者

次回のクライアント会議で要件の合意を取りに行きます

⑦   バッファ

バッファは辞書的には「緩衝する」は意味をします。

コンサル業界においては「(期間や予算などに)余裕を持たせる」というような意味になります。

補足バッファは必ず取る

プロジェクトのスケジュールを作る際に、ギリギリのスケジュールを引くのではなく、バッッファを持たせることで、トラブルなどが起きた際にスケジュール遅延が起きないようにすることが多いです。

上司
上司

今回のプロジェクトは若いメンバーも多いので、バッファを持たせたスケジュールにしてください

筆者
筆者

分かりました。トラブルが起きた場合を想定したスケジュールにします

⑧   ブレスト

ブレストは「ブレーンストーミング」の略で「集団でアイデアを出し合う」という意味になります。

ブレストはプロジェクトの提案前のアイデアだしなど、まだ何をするか具体的に固まっていない状態の時に行われることが多いです。

具体的に何かが決まっているわけではないため、みんなが何か一つの目的に合わせて雑多にアイデアを出し合うような場を「ブレスト」ということが多いです。

上司
上司

今回はこの商品を売るためのキャンペーンを考えてほしい

筆者
筆者

分かりました。初めにチームメンバーで全員でブレストしてみようと思います

⑨   マイルストーン

マイルストーンは元々は「道路における中間地点の距離を合わらすための標石」として使われていた言葉だそうです。

コンサル業界においては「プロジェクトにおける節目の地点」を意味する場合に利用されます。

外資コンサル用語:「マイルストーン」とは?

この図のように一つ一つのフェーズ毎にマイルストーンは設置されることが多いです。

マイルストーンは「遅れてはいけない重要な地点」を表す場合もあり、日々進捗に遅れが出ていても、マイルストーンの地点においては遅延をリカバリーしておくことが求められたりします。

⑩   マター

マターは「担当」という意味の言葉です。

「○○さんマター」と言えば○○さんが担当しているというような意味になります。

(印象としてですが、自分のチームの人に使用するというよりはクライアントなどの他社のメンバーに使用することが多かったです。)

上司
上司

スケジュール遅延しているけど何で?

筆者
筆者

クライアントの○○さんマターの部分が遅れている状況です

最後に

何個の単語を知っていたでしょうか。

外資コンサル企業に入社したての時は結構みんな「気持ち悪いよね」「変だよね」と言っているのですが、気づいたら皆何食わぬ顔で使っています。

染まってしまうのですね。

ただし、一つ注意なのがクライアントはコンサル用語を知らない可能性があるということです。

クライアントにたまに平気で「イニシアチブが~」などと使う人もいますが、あとからクライアントに「イニシアチブって何?」と聞かれることもありました。

相手によって使用するかしないかを使い分けることオススメします。

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